シンエイ通信【平成29年6月30日作成 91号】
■空き家対策中間取りまとめ公表
国土交通省は空き家対策などの中間とりまとめを公表しました。 具体的な取り組みとして、 地方自治体の首長で構成する空き家対策全国協議会を設置
空き家の発生予防策として、相談窓口の設置や相談会の開催などを進める また、空き家の流通におけるビジネス的なインセンティブを強化するため、宅地建物取引業者の媒介業務に係る負担の適正化を図り、空き家の再生・リノベーションを進めるため、コンバージョンや用途変更が円滑に行えるよう、規制の見直しも進めるとのことです。 空き家対策に関連して、今後の不動産業の発展に向けた取り組みの方向性も提示しました。 サービスの拡大や業務の効率化、新たなビジネスの創出に向け、ICTなどの新しい技術を取り入れ、従来の不動産分野の枠を超え、産学官が連携して分野横断的に取り組んでいくとのことで、「安心R住宅(仮称)」等の既存住宅物件に係る情報提供を充実させる仕組みの構築等により、消費者が空き家を安心して購入できる取引環境の整備を進めることが必要であるとしています。 さらに、空き家等に係る情報提供を充実させるため、「全国版空き家・空き地バンク」を構築し、登録物件に対するインセンティブの付与等を通じて当該バンクを基軸とした施策を強化し、その活用を支援すべきとし、不動産関連団体等の持つノウハウや経験等を活かした取組を推進するため、不動産関連団体等が連携して地域のために行う空き家対策の活動等の支援を一層進めるべきであるとしています。 |