シンエイ通信

シンエイ通信【平成29年4月30日作成 89号】

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平成29年4月30日作成 89号


■建設業の就業者数が大幅に増加、なおも人材不足続く

ヒューマンタッチが最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2017年4月』よると産業別に就業者数を見ると、最も増加しているのは建設業であり、前年同月比27万人の増加で501万人となっています。次いで、卸売業・小売業が21万人増加して1,100 万人となりました。

『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2017年4月
https://human-touch.jp/report/1703report_02.html

また、建築・土木・測量技術者の有効求人倍率が5.66倍(前年同月比0.95ポイント上昇)と21カ月連続で前年同月を上回っており、建設技能工の雇用動向では、建設・採掘の職業の有効求人倍率が3.88倍(同0.68ポイント上昇)と22カ月連続で前年同月を上回る結果となっています。

建設業界の人材不足はまだまだ続きそうです。

2000年を100とした2015年の九州地区の人口は97.3%と少し減少といった感じですが、生産年齢人口は実に87.7%まで落ち込んでいるとの事です。

高齢化社会がますます現実になってきている事に加えて、建設業の労働時間の実態について、常用労働者1人当たりの年間総労働時間が調査産業平均より332時間長い2056時間となっており、全業種中で最も長いことが指摘されています。

一方、好ましい傾向として、2012年以降の常用労働者1人当たりの年間給与額が上昇を続ける中、年間総労働時間が直近の2年連続で短くなっており、給与水準の向上と同時に、労働時間の短縮等の労働環境の整備が推進されていることも明らかになりました。

建設業で働く若者が増えるといいですね。

■平成29年度「長期優良住宅化リフォーム推進事業」の公募開始

国土交通省は4月25日、長期優良住宅化リフォーム推進事業の事前採択タイプの公募を5月10日から6月2日まで募集すると発表しました。採択結果の発表は7月末めどとするとなっています。

事前採択タイプは、工事が具体化する前に複数戸をまとめて提案し、採択を受けるタイプ。実際に補助金をもらう場合は、着工前に交付申請が必要です。

また、随時申請を受けつける通年申請タイプも5月10日から募集を開始する予定となっています。

建築研究所
http://www.kenken.go.jp/chouki_r/


■木の種類と価格帯

木材にもいろいろ種類がありますが、代表的なモノを硬さ(加工しやすさ)と値段でおおよその可視可したのが次の図です。

やはり杉が安くて加工しやすい木材ナンバーワンですね。