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シンエイ通信【平成29年1月31日作成 86号】

平成29年1月31日作成 86号


■プレミアム既存住宅(仮称)

国土交通省は1月23日、「プレミアム既存住宅」(仮称)として検討を進めてきた既存住宅の流通促進にむけた新しい既存住宅の情報提供制度の骨子案を有識者による検討会で示しました。中古住宅の売買に伴う不安を解消するための既存住宅の要件として、

新耐震基準に適合していること
インスペクションを行い構造上の不具合・雨漏りが認められないこと
既存住宅売買瑕疵保険または同等の保証が付いていること

が示されました。また、既存住宅の「汚い」というイメージの払拭に関しては、事業者団体ごとに基準を定めて、その基準に適合していることを要件とし、現況の写真を開示することなども条件化する方針となっています。
新しい制度は今年度内のスタートを予定しています。国の住宅ストック型の政策がますます加速化されていきます。

■住宅の断熱化と健康への影響

国土交通省の予算による「スマートウェルネス住宅等推進事業」の一環で、住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証することを目的に実施されている、住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査の中間報告が発表されました。

断熱改修を予定する住宅について、平成27年度までに2,759人の改修前調査を実施するとともに、165人の改修後調査を実施されました。

得られたデータに基づき検証を行ったところ、住宅室内環境と血圧など健康関連事象との関連が確認されたとのことです。それが以下の4つの知見となります。

1:冬季において起床時室温が低いほど、血圧が高くなる傾向がみられた。
2:高齢者ほど、室温と血圧との関連が強いことが認められた。
3:断熱改修によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認された。
4:居間または脱衣所の室温が18℃未満の住宅では、
 入浴事故リスクが高いとされる熱め入浴の確率が有意に高い

また、全般的には断熱性能が良い住宅が普及している地域で冬季死亡率が少ない傾向(欧州、日本)となっているようです。各知見の詳しい内容は以下からリンクすることが出来ます。

http://www.mlit.go.jp/common/001158517.pdf

このことからも、高断熱の家が家族の安全を守るといったことに直結したデータとなっています。

■SHIN-EIに最上清流がやって来ました!

先月号でもご紹介した元付け浄水器「最上清流」を弊社SHIN-EIに設置いたしました。弊社にお越しの際は是非、水道の蛇口から「最上清流」の浄水が出てくるのをお確かめください。

もちろん、ペットボトル持参で汲んで帰って頂いても結構ですよ!