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シンエイ通信【平成28年3月31日作成 77号】

平成28年3月31日作成 77号



■水素・燃料電池戦略ロードマップ改訂版が発表されました

水素・燃料電池戦略協議会では、平成26年6月に策定した「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を改定し、平成28年3月22日に、新たな目標や取組の具体化を盛り込んだ「水素・燃料電池戦略ロードマップ改訂版」をとりまとめ発表しました。具体的には、

家庭用燃料電池の将来的な価格目標

PEFC(固体高分子形燃料電池)型:2019年までに80万円
SOFC(固体酸化物形燃料電池)型:2021年までに100万円

燃料電池自動車の普及目標

累計で、2020年までに4万台程度、2025年までに20万台程度、2030年までに80万台程度

水素ステーションの整備目標

2020年度までに160箇所程度、2025年度までに320箇所程度

家庭用燃料電池(エネファーム)については、早期に市場を自立化し、2020年に140万台、2030年に530万台を普及させることを目標としているようです。


家庭用蓄電池もここ数年で低価格化が進んでいくことは間違いありません。SHIN-EIではスマートハウスを標準仕様に出来るスマサポをご提案しています。

スマサポの特徴

■家庭のエネルギー(電気、水道、ガス)を見える化
■自動で蓄電池や太陽光ユニットに切り替わる為、災害に強い
■太陽光、蓄電池が別メーカーでもOK、さらには後付けにも対応
■蓄電池を導入してもW発電にならない(電力会社への申請不要)
■ハイブリットやEV車のバッテリーを蓄電池として利用可能

といった優れたメリットがあります。詳細は弊社担当営業におたずね下さい。


■家庭からのCO2排出実態調査の結果速報を公表

環境省は、家庭からのCO2排出実態調査の結果速報を公表しました。速報によれば、世帯あたりの電気・ガス・灯油の使用に伴うCO2排出量は年間約3.5トンとなっています。このうち、照明・家電製品等が約5割、給湯と暖房がそれぞれ約2割を占めてます。
これらの指標は昨年開かれたCOP21で採択された「パリ協定」による削減目標の提出、更新に係わる部分の基本となっていくものでしょう。

COP21パリ協定(抜粋)

・世界共通の長期目標として2℃目標のみならず1.5℃への言及
・主要排出国を含むすべての国が削減目標を5年ごとに提出・更新すること、共通かつ柔軟な方法で その実施状況を報告し、レビューを受けること
・JCMを含む市場メカニズムの活用が位置づけられたこと
・先進国が引き続き資金を提供することと並んで途上国も自主的に資金を提供すること
・5年ごとに世界全体の状況を把握する仕組み

今回の速報の中で興味深いのは、省エネルギー行動の実施調査です。

■新商品 パナソニック ワイヤレスドアホン VL-SGD10L

パナソニックは、配線工事を不要にする、無線でつながる電池式ワイヤレステレビドアホン VL-SGD10Lを2月17日より発売します。

モニター親機と玄関子機の間に無線接続を採用し、面倒な配線工事を不要にしました。また無線接続の採用により、家のどこにいても来客応対を可能にします。無線方式には他機器との電波干渉が少ないDECT(※1)準 拠方式を採用しています。ワイヤレスモニター親機は約2.7型カラー液晶ディスプレイを搭載し、来訪者を1秒間に最大10コマの動画で確認することができます。

ワイヤレス玄関子機は、最大1年間(※2)電池交換の手間もかけずお使いいただけます。さらに、シルバー基調のデザインにより、外壁に馴染むスタイリッシュなデザインに仕上となっています。

リフォーム営業のきっかけ商材としての提案はいかがでしょうか?詳しくは弊社営業担当にお気軽にお問い合わせください。

■スマサポが進化、V2H(vehicle to Home)に対応!

低コストで非常に自由度の高いスマートハウスを構築できる「スマサポ」に新しくV2H(vehicle to Home)に対応しました。

対応できるのは100V1500Wの出力がある車で、一般的にはメーカーオプションで4~5万円程度となっているようです。


■2月の新設住宅着工戸数

国土交通省が31日発表した2月の新設住宅着工戸数は、前年比7.8%増の7万2831戸となり、2カ月連続増となりました。

季節調整済み年率換算は97万4000戸で、ロイターの事前調査では、住宅着工戸数の予測中央値は前年比2.4%減だったが、これを上回る形になりました。

持家は前年比0.8%増で3カ月ぶりの増加、貸家は同12.5%増で4カ月連続の増加、分譲住宅は同9.6%増で、3カ月ぶりの増加となっています。


■3月31日から省エネリノベ補助金の一般公募が始まりました

一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)は、高性能な断熱材などを使った省エネリノベーションに対する補助金の対象工事の公募を3月31日から開始しました。詳細は同団体のホームページで公表しています。

https://sii.or.jp/renovation27r/

補助額は、工事ごとに設定されていて、

高性能建材リフォームは1戸あたり最大150万円
蓄電システムは容量1kWhあたり定額5万円で、最大50万円または補助対象費用の3分の1以内
高効率給湯機は最大15万円で補助対象費用の3分の1以内

となっています。

使用が認められている登録製品は以下のページから検索できます。

https://sii.or.jp/renovation27r/search/

■3月の木材価格・需給動向

国産材(北関東)

栃木の丸太生産は順調に回復し、平年並に迫る状況。入荷量も増加し昨年の90%程度。荷動きは製品需要の停滞により買気は依然弱く、慎重な原木手当が続く。スギ、ヒノキとも柱材の引合いが弱まり、中目材は並材が低調。丸太価格は全般に弱気配が続き、先行きの不安が広がる展開。スギは柱材が大幅ダウンで中目材は横這いのまま推移。ヒノキは柱材が再び弱含みに転じ、中目材は弱保合。群馬の製材工場の操業は順調だが、公共工事の工期の関係で一服感。製品市場、プレカットの荷動き悪く、地場小売店の動きも鈍い。受注残少なく販売は減少する見通し。製品在庫は構造・羽柄とも少なめだが増加傾向。原木の出材は融雪が進み順調で集荷も容易。原木在庫は通常よりやや多め。製品価格は全般に低位安定状態、ヒノキ角類に陰りが見えてきた。

合板原料

丸太のうち国産材はスギ、カラマツとも供給に問題なく価格は横這い。ロシア材は良材の集荷困難だが価格は横這い、米材は集荷安定し価格も横這い、南洋材は良材少なく引続き高値横這い。1月の国内総生産量23.9万㎥のうち、針葉樹合板は22.5万㎥で高水準続く、出荷量も23.8万㎥と依然多い、在庫量は更
にに減って11.4万㎥。国産針葉樹合板の3月販売価格は横這いを提示、需要は一段落したが回復が見込めなければ、流通が安値を提示する可能性。需要好調が続いていた国産針葉樹合板は状況が一変した。流通在庫が回復したことから、2月中旬以降受注が激減し荷動きは一服。メーカー在庫は低水準で、アイテムによって価格は横這い。輸入合板は相変わらず売行き不振で、コストを無視した相場展開続く。円高と港頭在庫増により立て直しは困難な状況。先行き国産針葉樹合板は出荷の勢いは収まったものの、在庫は低水準なので弱気な展開ではない。輸入合板は引続きダラダラとした展開が続く見通し。荷余り品目は輸入12mm、品薄品目は針葉樹合板9mm、24mm、長尺。

構造用集成材

ラミナの入港はRWが価格、量とも安定、WWはオファー少なく€10アップ。次期QTRはWW€240-250、RW€235-240と予測。国産集成材の梁桁のタイト感は一服したが、WW柱のみ品薄感から受注多い。3月は住宅メーカーの決算期で荷余り感は上旬まで続く。9月以降は消費税増税関連で荷動きは好調になると予測。在庫はWW少なく、RWは通常。ラミナは入港遅れで不安続く。価格はWW間柱、梁桁で横這いだが今後値崩れの可能性。WW柱はタイト感続き一部で値上げ。輸入集成材の価格は変らず。
輸入の入港遅れは解消しないが、受注残があるため輸入手配は少ないまま様子見の状態。首都圏の分譲系でスギ集成柱が出始めた。

市売問屋

国産材の構造材は、スギ、ヒノキとも動き悪く、スギ間柱だけが比較的順調。リフォーム用スギ、ヒノキ造作材は引続き好調。建具用平柾の動きも底堅い。外材の構造材は米ヒバ土台角、米ツガ注入土台が好調。造作材は米ヒバ・スプルース良材の動き鈍く、ここにきて米ツガ平柾が動き良い。買方の手持ち仕事が少ないため当用買いが多く、在庫意欲に乏しい。3月需要期の期待は大きいが、全般に不調が続く。

小売

国産材の構造材はスギKD柱・板、ヒノキKD柱・土台とも保合。外材はロシアアカマツ野縁保合、米ツガ角・平割とも保合、SPF保合、WW間柱保合。造作材はスプルース・ピーラー平割保合。集成材はWW柱保合、RW梁、柱保合。合板は国産針葉樹、輸入品とも保合。プレカット価格は保合、加工は順調。工務店は3月に入り新築見積り多くなったが、価格は厳しい状況。


■いよいよ4月1日より電力自由化が始まります。

電力小売自由化。東京電力や中部電力などの、いままで地域で電力を供給してきた電力会社も、これを機に、いままで供給してきた地域以外(域外)にも、電力の供給を始めます。

それに伴い宅内の電気工事も変わっていきます。例えばスマートメーター。今までは電気使用量を計測する為のものでしたが、これからは使用量だけでなく利用開始、停止も電気会社からリモートで出来るようになります。

電力比較サイトでは、電力自由化に向けた各社の新料金プランにも対応し、自宅の電気利用状況に応じて、最適な電気料金プランを無料で診断できます。

電力比較サイト「エネチェンジ」
https://enechange.jp/